牧草の種類って何が違うの?

うさぎさんにとって一番大切な主食になるのが牧草。
今回は、チモシーの種類について紹介します。

牧草とうさぎ

草食動物の主食としてずっと与えられてきた牧草には、タンパク質やビタミン、ミネラルが含まれており、
繊維質が豊富なので、うさぎさんに与える食べものとして適しています。
牧草はよく噛まなければ食べれないので、歯が伸び過ぎてしまう不正咬合などの病気を防ぐ役目も果たしてくれます。
あめのチモシー

牧草の種類

うさぎさんに与える牧草にはたくさんの種類があり、大きく分けるとマメ科とイネ科の2種類があります。

マメ科の牧草

アルファルファ

タンパク質とカルシウムが多く、βカロテンやビタミンB群なども豊富で、子うさぎに最適な牧草です。
大人になってからは、サプリメント感覚で少しだけ与えるようにします。

イネ科の牧草

定番はチモシー

うさぎさんの主食として定番なチモシー。
繊維質が豊富で低タンパク、低カルシウムなので、大人のうさぎに適した牧草です。
イネや麦などの葉っぱが細長いのが特徴で、野生の野うさぎはイネ科の植物を好むといわれています。

チモシーの種類

チモシーは多年草で、何年か続けて収穫が行われるので、収穫した順番によって一番刈り、二番刈り、三番刈りと呼び方が変わってきます。
また、一般的にアメリカ産よりもカナダ産の方が茎が短めで柔らかく、年によって品質に差が出るといわれています。

  1. 「一番刈り」最も茎が太く硬めでタンパク量も少ない
  2. 「二番刈り」柔らかくタンパク質量も多め
  3. 「三番刈り」柔らかくタンパク質量も多め

そのシーズンに最初に収穫するものが一番刈りと呼ばれ、栄養価が最も高く、茎が太くて硬めでタンパク量も少ないので、大人のうさぎには一番食べてもらいたい牧草ですね。

一番刈りの収穫の後、再生草を収穫したものが二番刈りです。
さらにその後、収穫したものが三番刈りです。

その他のイネ科の牧草

イネ科の牧草には他にもさまざまな種類があります。

  • イタリアンライグラス
    栄養価や嗜好が高い
  • オーチャードグラス
    香りが高く、柔らかい
  • クレイングラス
    高タンパク質でカリウムも豊富。いい香りがする
  • オーツヘイ
    他の牧草より糖質が多い。種子はオートミール
  • 大麦
    不溶性食物繊維が豊富
  • バミューダ
    細くて柔らかい。比較的、高タンパク質

上記以外にたくさんあるので、チモシーを中心に色々な種類の牧草を食べさせてあげられるといいですね。

チモシーのあげ方

イネ科のチモシーであれば食べ放題でオッケーです。
いつでも食べられるように常に新鮮なチモシーをゲージ内に用意しておくのが良いです。

食べ方いろいろ

ひっぱって食べるのが好きなうさぎさんや、立っている状態の牧草を食べるのが好きなうさぎさんなど、うさぎさんによって食べ方の好みはさまざまです。
牧草を入れる容器もいろんな形のものが売れているので、その子に合った食べ方が出来る容器を探してあげたいですね。

あめ
ボクはひっぱって食べるのが好きだよ!

まとめ

牧草はうさぎさんにとって一番大切な主食。
なるべくたくさんの種類の牧草を食べて、いつまでも健康でいてもらいたいですね。